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書評の道

主に本の読書感想を行っています。ジャンルは、実用書、歴史が比較的多いです。


【書評】ちきりん「マーケット感覚を身につけよう」:視点を変えると自分の武器が見つかるかも 

書評

ちきりん「マーケット感覚を身につけよう」(ダイヤモンド社

 

有名ブロガー、ちきりんさんの本です。たまたま図書館に所蔵されていたのを見て借りました。時間のあるときにパラパラと読もうかと思っていたのですが、その面白さに一気読みしてしまいました。

インターネットが発達し、誰もがあらゆる情報を瞬時に得られる時代。そこでは、あらゆる商品やサービスが市場化しており、どのようなニーズがあるかを察知できるかどうかが成功のカギであるとしています。

そのニーズをつかんだ一例として、小さな本屋さんが始めた1万円で好みの本を選定するというサービスが挙げられています。本だけ売っていても売り上げには結びつかないが、情報があふれている現在では「選ぶ」という点に価値がありニーズもあるということです。

他にも、ながらく専業主婦をやってきた人が一から就職するのは厳しいけれど、視点を変えて主婦生活で培った片付けや掃除のノウハウに着目すれば、片付けや掃除のコンサルとして活躍する道があることも提示しています。

これは、自分にとっては当たり前もしくは無価値であることでも、他人にとっては価値があるという場合があり、いかにしてその眠ったニーズに気付くことができるかが大事ということでしょう。

ネットのおかげで誰でも簡単に自分の商品やサービスを公開することができたので、それだけチャンスも広がったという指摘には思わず納得しました。

ネットの発達による市場化の波が収まる気配はなく、あらゆる業界・職業で従前どおりの商品やサービスを売っているだけでは生き残るのは難しいでしょう。しかし、その変化をおそれるのではなく、市場に向けて積極的に発信をしたり誰も気づいていない新たなニーズを発掘したりすることで道は開ける気がします。この本はそのような勇気や希望を与えてくれます。