今年読んだ本の中で面白かったもの
久しぶりの投稿です。
いよいよ今日で2016年も終わりですね。
自分の振り返りも兼ねて、今年読んだ本の中で面白かったものを紹介しようと思います。
1 会計参謀
今まで読んできた会計本の中でダントツです。難解で無味乾燥な解説になりがちな会計が、経営戦略の上でどのように生かされるのかをわかりやすく説明してくれています。これを読んで会計の重要さ、奥深さを改めて知ることができました。
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【書評】会計参謀-会計を戦略に活用する:会計と経営戦略とのつながりがよくわかる! - 書評の道
2 騙されてたまるか
伝説の記者と呼ばれる清水潔さんの調査報道に取り組む姿勢が分かる本です。公の発表や大手メディアの報道を鵜呑みにせず、疑問に思った点は徹底的に調べ尽くすという姿勢は大いに参考になりました。
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3 ワタミの失敗
ブラック企業というレッテル貼りがされることの恐ろしさと、それを見据えた対応(特に初動対応)をすることの重要さが学べました。
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【書評】「ワタミの失敗」:ワタミは本当にブラックだったのか? - 書評の道
4 失敗学のすすめ
失敗をいたずらに恐れるのではなく、むしろ成長をするための種としてポジティブに捉え、失敗から学ぶことの重要さを説明してくれています。とかく、日本社会では失敗は悪というイメージが強く、そのために慎重になりすぎて大胆な挑戦を避けて成長できないという悪循環に陥っているように思います。もちろん致命的な失敗は避けなければなりませんが、失敗を許容するとともに失敗から学ぶという姿勢を持つことが大事だと気付かされました。
5 中国傑物伝
中国史研究の大家である陳舜臣さんが、古代から近代まで中国史上の英雄を取り上げて、その生涯を生き生きと描いています。曹操や王安石といったメジャーな人物だけでなく、学校の教科書には載っていないマイナーな人物にもスポットを当てており、中国史の魅力を再認識させてくれました。個人的には、宦官ということで過小評価されがちな明の鄭和の業績と傑出した才覚が分かった点がとても面白かったです。
書評ブログを名乗っていながら今年はあまり書評の記事が書けませんでした。来年こそはもっとペースを上げて記事を書いていきたいと思います。それでは皆様良いお年を。
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